ご近所パトロール

テクニック編

『あやしい人』ってどんな人?


『あやしい人を見たら110番!』、『あやしい人がいないか確認を…』などをときどき耳にすることがあります。
パトロールに参加するときも、『あやしい人がいたらどうしよう…』と思うことがあるかもしれません。

ところで、『あやしい人』ってどんな人のことでしょうか?

『不審者(ふしんしゃ)』ということばもよく使われますが、おそらく多くの人が『挙動が不自然でおかしい人』のような意味でとらえていると思います。
また、『もしかしたら犯罪をする可能性のある人』として『あやしい人』と見ることもあるかもしれません。

ここで重要なのは、その人の服装や雰囲気だけで、『あやしい人』と決めつけることには注意が必要だということです。
また、『あやしい』という理由で、その人にあれこれ質問をしたり、持ち物を検査するような権限は市民パトロールにはありません(警察官は可能です)。

では、『ちょっと気になる』人をみつけたばあいはどうしたらよいのでしょうか?

ちょっと気になる行動とは?
■車のかげでしゃがんでいる
■他人の家をのぞいている
■公園で子どもに声をかけている(さわってはいない)
■同じところを行ったり来たりしている など

このような行動をしている人を見つけたら、パトロールとしてはかなり気になります。
『悪い人!』と決めつけて、頭ごなしに『なにやってるんだー!!』とは言えません。
でも、気になる…。
そんなときは、サラリとあいさつをしてみましょう。

『こんにちは!』
『こんばんは!』

キモチのよいあいさつは、人を不快にさせませんし、相手には『あなたを見てますよー!』というメッセージを発信することができます。

万が一、犯罪行為をみつけたばあいは、すぐに警察に通報しましょう。