護身術

ちょこっとテク

しっかり距離をとること

しっかり距離をとること
身体をつかった護身術のキホンは、相手と一定の距離をとることです。
相手との距離のことを、武道などでは、『間合(まあい)』といいます。
護身術のばあいは、『相手からさわられない距離』とおぼえておくとよいでしょう。

人は、一定の距離よりも他人が近づいてくると、不快感や警戒感をおぼえます。
これは、自分をまもろうとしている本能です。

知らない人から声をかけられたり、呼び止められたりしたときは、相手との距離をしっかり確保しておくことが必要です。
そのときの目安は、『腕の長さよりもすこし長いぐらいの距離』を保つことです。

もし、突然相手がさわってきたり、つかんできたら、すぐに逃げましょう。
そのときは、自分の後方をかならず確認して、追い詰められないように気をつける必要があります。

また、夜道などを歩いているときは、背後の人との距離も常に気をつけましょう。
足音が異常に近づいてくるなどしたときは、横によけたり、すぐに振りかえって確認しましょう。

ヘッドホンで音楽を聴きながら、ケイタイでメールをしながら歩いていたら、後方から近づいてくる人にまったく気がつきません。

相手との距離は、自分を守る大事な距離でもあります。