登下校編
トイレに行きたくなったら、どうする?
子どもたちが登下校時や公園で遊んでいるときなど、お腹が痛くなったり、トイレに行きたくなることがあります。そんなとき、どうしますか?
『トイレに行きたい』という子どもたちにとってのピンチは、『知らない人に追いかけられる』などの重大な問題に比べると小さな問題です。
しかし、このような小さな問題に対応できるように準備しておくことは、重大な問題が発生したときの行動のヒントになります。
大人であれば、公衆トイレや駅、カフェなどを利用してトイレに行くことができます。
家や学校以外の場所で子どもたちが利用できるトイレは、かなり限られているのが現状です。
子どもたちが安全に利用できるトイレには、大切な条件があります。
それは、かならず管理者などの『安全な大人がいる』場所であるということです。したがって、無人で密室になるような公衆トイレなどを利用することはおすすめできません。
たとえば、以下のような施設があげられます。
子どもたちが安全に利用できるトイレがある施設
■児童館
■図書館
■病院(クリニック)
■高齢者施設
■役所や出張所 など
もっとも大切なことは、日ごろから保護者と利用するなどして馴染みがあり、場所が分かっていることです。
また、PTAなどを通じて、事前に子どもたちがトイレを利用するむねをお願いしておくこともおすすめします。
このような場所は、いざというとき、子どもたちが助けをもとめる『シェルター』にもなるのです。
大きな問題を想定する前に、まず小さな問題から考えてみましょう。