ご近所パトロール

テクニック編

青少年への『声かけ』、ちょっとしたコツ


パトロールでは、コミュニケーションがとても大切です。
とくに、町で出会う青少年たちへの『声かけ』は、非行防止の観点からも重要な活動となります。

では、『声かけ』はどのようにおこなえばよいのでしょうか?
身体も大きい中学生や高校生を相手に、喫煙を注意することや、帰宅をうながすことはとても勇気のいることですよね。
もし、注意をして逆ギレでもされたらどうしようって不安に感じることもあるかもしれません。

でもだいじょうぶ。声かけにはちょっとしたコツがあるんです。

青少年たちだって、ひとりの人間として、みなプライドがあります。
彼(彼女)らは、プライドを傷つけられたり、頭ごなしに言われることに対して不快感をおぼえます。
そもそもコミュニケーションとは、相互の会話がなければ成立しません。
あいさつがなく、いきなり注意をおこなうことは、ルール違反と言えます。

声かけのコツ
■はじめはしっかりあいさつをする : こんにちは。こんばんは。はじめまして。
■頭ごなしに注意しない : こら!はやく帰りなさい!→×
■あれこれ質問攻めにしない : あんたたちどこの学校?どこに住んでるの?→×
■言葉づかいに気をつける : 子どものクセに!→×
■普通の会話をしてみる : なるべく共通(地域)の話題をさがしてみましょう。

『声かけ』とは、『頭ごなしに注意をすること』ではなく、『あいさつからはじまる普通の会話をすること』が基本です。

そして、何度か顔を合わせるうちに、こちらの立場を理解してくれるはずです。
なにか注意をしたければ、そのあとでも遅くはありません。

丁寧に対応すれば、知らないあいだに青少年たちから頼られる存在となっていきます。